お米は太るというのは間違った知識

「ダイエット中だからお米は食べない」という人もいるだろう。
しかし、お米は太りにくい食べ物なのだ。お米には、主成分である糖質のほかにもタンパク質や鉄分、ビタミンなどが豊富で、食物繊維が多く含まれている。その上、腹持ちも良く、食べないで痩せるのは間違ったダイエット方法だ。

お米が太りにくい理由は、糖質が多く含まれる他の菓子類などとは違い、粒状になっているからだ。
炊いたご飯を粒のまま食べることで、ゆっくりと消化・吸収される。つまり、脂肪を体内に貯めようとするインスリンの分泌が緩やかになり、太りにくくなるのだ。さらに、お米には亜鉛やマグネシウムなどのミネラルも含まれているため、ダイエット中に食べずにいると栄養が不足してしまう。特にミネラル不足の影響でホルモンバランスが崩れやすくなり、女性の場合は生理の影響を受けて疲れやすくなってしまうこともあるのだ。

ダイエット中におすすめするのは、白米ではなく玄米を食べることだ。
白米では、ビタミンやミネラルが最も豊富なお米の果肉や胚芽、ぬかが精製されることで取り除かれてしまう。しかし、精製されていない玄米は栄養価が高く、脂肪を効率よく燃焼する働きにも優れている。また、白米に比べて食物繊維も豊富で、血糖値の上昇が緩やかになり太りにくい身体を作るのだ。玄米は白米よりもビタミンEが約12倍、マグネシウムが約5倍、食物繊維は約6倍含まれているので、ダイエットに最適な食べ物と言えるだろう。